ここまで違う! 低コスト投資信託特集
運用結果がプラスになっても、コスト分を差し引くと利益が少なくなってしまう……。
投資信託の運用では、コストについて意識することも大切です。ノーロードファンドを選択すれば、購入時手数料を抑えることができますが、さらに低コスト投資を実現するカギとなるのが「信託報酬」です。信託報酬の違いで、どのくらいの差が出るのか、このページで解説します。
また、銀行で初めて取り扱いを開始した、業界最低水準の信託報酬が魅力の「たわらノーロードシリーズ」、低コストアクティブファンドである「ひとくふう日本株式ファンド」もご紹介します。
投資信託のコスト
投資信託にかかるコストは、主に「信託報酬」「購入時手数料」「信託財産留保額」です。
最近では、購入時手数料が無料のノーロードファンドも人気ですが、次に注目したいのが「信託報酬」です。
「購入するとき」や「解約するとき」だけかかる購入時手数料や信託財産留保額と違い、信託報酬は、毎日信託財産から自動的に差し引かれているため、コストがかかっているという認識が薄れがちです。効率良く運用するためには、信託報酬もおさえておきたいポイントです。
比べてみました! 信託報酬0.5%差でここまで違う!
下の図は異なる信託報酬のファンドを20年間保有した場合の運用結果を表しています。
一括購入の例
少しずつですが確実に運用結果に差が開き、10年後には約7万円、20年後には約22万円もの差になります。
投資信託のリターンの予想は難しいところですが、信託報酬は事前に把握することができます。
コストを抑えることが、投資成果を最大限受け取ることにもつながるのです。
- 100万円を年5%で運用した場合の比較
- 信託報酬の違いで発生する利益の差
-
単位:万円
(1)信託報酬0.225% (2)信託報酬0.710% (1)−(2)運用結果の差 1年 104.8 104.3 0.5 5年 126.3 123.4 2.9 10年 159.4 152.2 7.2 15年 201.3 187.8 13.5 20年 254.2 231.7 22.5 - ※購入時手数料、分配金、分配金再投資、税金は考慮しておりません。
- ※追加購入、途中売却は考慮しておりません。
- ※通常、信託報酬は日次計算されますが、本試算では計算簡便化のため、年次計算にて算出しています。そのため実際の運用結果と異なる可能性があります。
- ※信託報酬0.225%:たわらノーロード 先進国株式の信託報酬
- ※信託報酬0.710%:先進国株式を投資対象とするファンドの信託報酬の業界平均
業界平均は公募株式投信(ラップ専用、DC専用、ETF除く)のうちリッパー分類でインデックストラッキング型を対象に、同社の資産分類に従って算出。(2016年1月時点)
積立購入の例
少額でコツコツ投資ができる投信積立の場合でも、信託報酬を抑えた投資は結果に大きな差が生まれることがわかります。1回あたりの積立額や積立期間が長くなればもちろんこの差も大きくなります。
- 月々10,000円を年5%で運用した場合の比較
- 信託報酬の違いで発生する利益の差
-
単位:万円
(1)信託報酬0.225% (2)信託報酬0.710% (1)−(2)運用結果の差 1年 12.3 12.2 0.1 5年 67.6 66.8 0.8 10年 153.4 149.5 3.9 15年 262.3 252.0 10.3 20年 400.5 379.0 21.5 - ※購入時手数料、分配金、分配金再投資、税金は考慮しておりません。
- ※積立以外の追加購入、途中売却は考慮しておりません。
- ※通常、信託報酬は日次計算されますが、本試算では計算簡便化のため、月次計算にて算出しています。そのため実際の運用結果と異なる可能性があります。
- ※信託報酬0.225%:たわらノーロード 先進国株式の信託報酬
- ※信託報酬0.710%:先進国株式を投資対象とするファンドの信託報酬の業界平均
業界平均は公募株式投信(ラップ専用、DC専用、ETF除く)のうちリッパー分類でインデックストラッキング型を対象に、同社の資産分類に従って算出。(2016年1月時点)
信託報酬を抑えた低コストファンド
- インデックス信託報酬業界最低水準の「たわらノーロード」シリーズ
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PayPay銀行の投資信託では「たわらノーロード」シリーズ(運用会社:アセットマネジメントOne株式会社)を取り扱っています。インターネット販売に限定した低コストのインデックスファンドシリーズで、購入時手数料は無料。信託報酬は、業界最低水準であることが特徴です。
- インデックスファンドとは
- 「日経平均株価」「TOPIX」などの市場平均(ベンチマーク)と連動した値動きをするよう運用するファンドです。
- アクティブ低コストを実現「ひとくふう日本株式ファンド」
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PayPay銀行の投資信託では「ひとくふう日本株式ファンド」(運用会社:三井住友DSアセットマネジメント 旧:大和住銀投信投資顧問株式会社)を取り扱っています。購入時手数料は無料。信託報酬は、年0.275%(税込)の日本株式アクティブファンドです。その名のとおり「ひとくふう」を加えることで、価格変動のリスクを抑えた投資を目指して運用を行います。
- アクティブファンドとは
- 指数を上回る運用成果を目指すファンドです。値上がりを見込める銘柄に積極的(アクティブ)に投資することで、リターンを追求します。
- ご留意事項
- 本ページの内容は投資成果を具体的に理解していただくため、試算結果をご案内するものであり、将来の投資成果を保証するものではありません。
- 投資信託は支払われた分配金の金額だけ基準価額が低下しますので、分配金の額とともに、基準価額の動きも適宜確認する必要があります。また、決算時の基準価額が購入時より低い時に支払われる分配金は、収益の分配(普通分配金)ではなく、元本の一部払い戻し(元本払戻金(特別分配金))に相当し、個別元本の低下に繋がりますので、この点にも注意が必要です。
- 運用状況等によっては分配金が支払われない場合もあります。
分配金については詳しくは「分配金の重要事項」をご確認ください。 - このご案内は情報の提供のみを目的としており、投資または特定の商品を勧誘するものではありません。銘柄の選定など、投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
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