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特集 米中間選挙

特集 4年に一度のビッグイベント! 米中間選挙 「まさか」にしっかり備えていますか?

2018年11月6日(火曜日)はトランプ大統領にとって、初めての米中間選挙です。支持者獲得のため、世界を相手に奮闘しており、選挙日が近づくにつれ、言動がエスカレートする可能性があります。また選挙結果が直接トランプ大統領の進退につながる可能性があり、結果次第ではダイナミックな相場展開が予想されます。ぜひ4年に1度のこのイベントに注目してみるのはいかがでしょうか。

米中間選挙とは

中間選挙は、アメリカの大統領選と大統領選の間に実施され、下院は全議席・上院は3分の1の議員が入れ替わります。アメリカ大統領がこの2年間で行ってきたことに対する「信任投票」の意味合いも強く、その後の政権運営に大きな影響を与える選挙となります。

米中間選挙の相場

中間選挙YEARの為替の動きには面白い傾向が

中間選挙のドル円相場

※データはロイターより、ジャパンネット銀行作成
(2018年10月11日基準)

「はっきりとした理論的な根拠を持つわけではないものの、なぜか頻繁に起こること」、それをマーケット用語ではアノマリーといいます。グラフからわかるように、中間選挙の年にはアノマリーが存在しています。
それは、「中間選挙まで円高、中間選挙を抜けると、じりじりと円安。」というものです。

中間選挙YEARは大きく動きやすい 〜相場変動に備えよ〜

ドル円の変動幅

※データはロイターより、ジャパンネット銀行作成
(2018年10月11日基準)

この図は各年代ごとのドル円の変動幅です。
中間選挙の年は通常の年よりも大きな値幅が期待できることがわかります。
理由は、米中間選挙にて支持獲得のために、大統領がさまざまな政策を実行するためといわれています。

米中間選挙の争点

共和党   民主党
貿易赤字の削減を最優先 貿易 貿易戦争に反対
不法移民の取り締まりを強化 移民 不法移民の強制送還に反対
大型減税の恒久化 税制 富裕層に恩恵が偏る減税に反対
親イスラエルを鮮明に 中東 イラン核合意への復帰も
オバマケアを完全廃止 社会保障 ヘルスケアを重視

トランプ、大統領弾劾の危機 キーとなる数字は「23」

現在の議席状況

上院100議席 共和党51 民主党49 下院435議席 共和党236 民主党193 欠員6

※議席数は2018年9月1日時点

※上院の民主党49議席のうち2議席同党系無所属

現状は上院・下院共に共和党が過半数を獲得している状況ですが、今回の選挙では上院の3分の1(35議席)・下院の全議席が改選となります。
「上院は共和党が過半数維持」、「下院は事前予想では僅差で民主党の勝利」との見方が大勢となっております。

今回の選挙では民主党が新たに下院で「23議席」を獲得した場合、民主党が勝利となります。そして民主党が勢力を伸ばすということは、トランプ大統領弾劾の可能性が高まるということです。そうなれば、マーケットは大きく動くことが予想されます。

事実、トランプ大統領は2016年の大統領選挙で、勝てないといわれていた選挙を見事にひっくり返しました。今回もあの時のような「まさか」があるかもしれません。
では、中間選挙の結果次第でどのような展開が描けるのでしょうか。

想定シナリオ

  • 上院・下院共に共和党が勝利
    • トランプ大統領2期目の確率上昇。弾劾は回避か。
    • 一時的にポジティブに捉えられる可能性が高いが、貿易戦争の長期化は避けられない!?
  • 上院下院のどちらかで民主党が勝利
    • ねじれ議会で法案が通りづらくなる。
    • トランプ大統領弾劾の可能性が上昇。(ただし、弾劾成立には上院3分の2、下院過半数の賛成が必要であり、確率は高くない)
    • マーケットは一時的にネガティブな反応するかもしれないが、市場予想通りで織り込まれており、マーケットへのインパクトは軽微か。
    • トランプ大統領のTwitter介入にマーケットは反応しづらくなり、安定した投資が可能に!?
  • 上院・下院共に民主党が勝利
    • トランプ大統領弾劾の可能性が急激に高まる。
    • 一時的にネガティブに捉えられる可能性はあるが、貿易戦争の短期化はポジティブか。

トランプ大統領の発言とその日のドル円の値動き

  • 9月11日

    ありがとう金委員長。
    みんなが間違っていることを証明しよう!
    (北朝鮮の金氏から友好的な書簡を受け)

    円安

    約50銭

  • 9月26日

    日本はすごい量の防衛装備品を買うことになった
    (TAG締結を受け)
    中国が中間選挙に「干渉」

    円高

    約20銭

  • 10月8日

    彼女の音楽が25%ほど好きではなくなった
    (テイラー・スウィフト氏が民主党支持に対して)

    円高

    約50銭

  • 10月10日

    中国が対米報復関税措置を実施すれば、2,670億ドル相当の中国製品に対し追加関税を発動する

    円高

    約70銭

※値動きは、発言当日のものであり、トランプ大統領発言直後の値動きではございません。

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